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『言いたいことを言えなくなるくらいなら、いっそ!』
01月06日(日) 東淀川 入門コース

こんにちは。
China Style池村憲治です。

皆さんが、外国語を覚えるとき、どういう順番で覚えていきますか?

大抵の方は、レッスンで使うテキスト通りになってしまうと思うんです。

『Hi!Ken!』『Hi!Mike!』『This is my friend.』
挨拶ですから、ここから入っていきましょう。

さて、少しずつレベルアップしていったときに、どのフレーズから覚えていくか、です。
言うなれば、フレーズの優先順位、ですね。

言いたいことを言えなくなるくらいなら、いっそ!

私が、レッスンをするときに、優先順位が低いものがあります。
でも、テキストでは、わりと早めに出てくるフレーズが、これです。

『Aは、Bより~~』

中国語で言うと『比』構文なんです。
いえ、そりゃ、とても大切なフレーズですよ。

でも、私の中では、思い切り順位が低いのです。
なぜでしょうか。

電話での会話であればいざ知らず、対面で話しているときは、
ボディランゲージでなんとかなるのです。
それに、これを考えてしまうと、言葉が止まってしまうのです。

例えば…
『中国は日本より、広い』となると…
「えっと…『AがBより~~』だから…、Aに『中国』が入って、Bが『日本』で…並びが…」

言いたいことを言えなくなるくらいなら、いっそ!

入れる単語の順番ばかり気になってしまい、言いたいことが言えなくなってしまうのです。
『中国、広い』『日本、広くない』
これで、まず、言いたいことの体を成します。

せっかくの「会話」ですからね。
それで止まってしまうのであれば、
それよりも『会話のキャッチボール』を楽しみたいと思っております。

一気に、全てを覚えてしまおうと考えると、昇る山も高くなってしまいますね。
まず、手ごろな山から、どんどん昇っていって、昇る楽しみ…見つけませんか?