こんばんは。
China Style池村憲治です。
私は、中国で、まず、ピンインから習いました。
中国語をかじったことがある方なら、「ma ma ma ma」
これが、何のことかがわかるはずですよね?
ピンインとは、漢字の振り仮名のローマ字のことなんですよ。
日本でいう、ひらがな、カタカナ、です。
でも、それらと大きく違うのは、
『ピンインで書いた文章は通じない』ということです。
日本では、漢字をど忘れしてしまったら、
ひらがな、カタカナで書けばいいですよね。
中国では、これが通用しないんです。
あくまでも、読み方を表記したもの、なんです。
初級向けのテキストには、漢字の下に、
ピンイン+アクセント記号がふってあるんです。
そうなると、そればかり見てしまって、漢字を見なくなってしまうんですね。
すると、漢字が読めなくなってしまうんです。
ピンインを読むことに慣れ過ぎてしまうんです。
これが、一番怖いと思っております。
今日は、こんなことがありました。
ご参加の方に、「では『あなたは何を食べるのが好きですか?』と、
中国語でどうぞ!」
『………うー』
考え込まれてしまいました。
どうも、『好き』という単語が浮かばない様子なんです。
すかさず、中国語で質問しました。
「あなたの好きな果物は何ですか?」
流暢に『私は、ブドウとパイナップルが好きです』と、
もちろん中国語で返ってきました!
これは、嬉しかったですね!
日本語では、答えられなかったことも、中国語の会話では、すんなり出てくるんです。
私は、これが一番だと思っております。
こうやって、中国語が使いこなせるようになれば、自然と日本語はついていくはずです。
ピンインが後回しでも、中国語で会話をすることができれば、それが一番ですよね?!