こんにちは。
China Style池村憲治です。
私の話す言葉は、一瞬で「関西人ではない」と、ばれてしまいます。
神戸に、もう、13年もいるんですけどね。
東京と山口と熊本とに、済んできましたが、
関西以外では、『単語そのもの』の表現が違ったりするのです。
熊本では「あとぜき」「りごう」なんて、言葉でしょうか。
あとぜき:ドアなどを開けっ放しにしておくと、「あとぜき」ができてない、
と言われます。
標準語には無い表現ですね。
りごう:車がすれ違うこと、です。
これも、標準語にはないですよね。
関西に来ると、表現の違いはあれど、イントネーションが違う、というのが、
言葉を身につけられない要因の一つかと思うのです。
台湾では、いわゆる「北京語」は、通じるんですよ。
公共の電波などでは、こちらを使っているケースの方が、多いですね。
中国大陸でも、公共のものでは、北京語でも、
現地の方同士などでは、現地の方言だったり、民族の言葉だったり…
いわゆる、我々が思っている「方言」のカテゴリーとは、
根本的に違う気がするのです。
日本語では、方言を使っても、「関西人ではない」と思われるだけです。
それが、中国では、まったく通じなくなるんですよ。
言葉の感覚が、根底からくつがえされるのも、
また、楽しいですよ。