こんばんは。
China Style池村憲治です。
『いらち』という関西弁があります。
これをはじめて耳にしたときは、それはそれは驚きました。
「せっかち」とも、微妙にニュアンスが違いますよね。
標準語に、しっくりくるものがないのです。
大阪の人を表現した、上手な言葉だなぁ、と思います。
日本語が話せる中国の友人と、話をするときに、
「あ、これ、中国語だったらどう表現する?」
と、聞くことがあります。
『う~ん…どうでしょ…』
悩んでおります。
『ちょうどいい中国語がないですね。あえて言うなら…』
と、説明するような感じの言葉に訳してくれました。
日本語では表現できるもの、
中国語では表現しにくい、というケースもあるんですね。
「言葉は文化を表す」と思っています。
文化が無ければ、言葉も無いんですよね。
日本語が全て中国語にできる、と思ってしまっていませんか?
私も、以前はそうでした。
まず、そこの感覚を変えてみると、中国語の見方が変わるかもしれませんね。
私も「いらち」の仲間入りをしなくてはいけないのかもしれませんね。