こんばんは。
China Style池村憲治です。
日本の歌を、中国語でカバーしてあるものを、よく耳にします。
メロディを知っているものは、やはりとっつきやすいですね。
中国に渡った当初、歌を聞くのも、一つの勉強でした。
その中で、自分の気に入ったフレーズを覚えてみるのです。
日本語の歌詞に似せて、中国語の歌詞を乗せているものもあります。
テレサ・テンさんの楽曲なんて、ほとんど直訳です。
そんな時感じるのが、
『日本語の1音節における意味の通じにくさ』なのです。
例えば…「あなた」3音節必要です。
中国語では「ni」1音節で済むのです。
「あ」だけでは、意味は通じませんよね?
日本語で歌うと、同じメロディでも、
中国語ほどの意味を持たせられないのです。
『冬の間は、風邪をひきやすい』
こんなフレーズを、中国語にしていただきました。
冬の…間?!
中国語で、「冬」と言ってしまえばいいのに、
「間」とついてしまうのは、日本語の奥ゆかしさ?でしょうか??
日本語はそれでなくても、音節が増えるという特徴があるのに、
更に、こんな『わびさび?奥ゆかしさ?』を表現してしまうのです。
中国語に変換するときは、そういうものを、
まず、バッサリ切ってしまう、という覚悟があっても良いと思います。
日本語、中国語の特徴をそれぞれ把握するのも、
言語をマスターする近道なのかもしれませんね。