こんにちは。
China Style池村憲治です。
『そんな風に思うことがあるだろうか、いや、あるわけがない』
高校時代に、担任だった古典の先生から、授業中によく聞いたフレーズです。
もちろん、古典の授業中ですよ。
古典なんて、あの頃勉強しても、まったく頭の中に残ってないですねぇ…
これは、いったい、何の話だったのか、それが思い出せません。
これは、二重否定なのでしょうか?
(『反語』ですね!情報ありがとうございます!)
というわけで、二重否定をちょっと調べてみました。
『できないこともない』
『やらない、ということもないだろう』
ちょっと意味が曖昧になってしまいますね。
『できる』の?『できない』の?どっちなの?!
日本語では、できるだけ、二重否定は、使わない方が良いようです。
しかし、中国語では、使わないわけにいかないんです。
あ、これも、二重否定ですか?『使わないわけにいかない』
だったらこう言いましょう!
どうしても使ってしまう!と。
中国語では、『嫌い』という表現が『好きではない』という表現になってしまうんです。
『私は、ビールが好きではない』
これを否定すると、こんな感じになります。
『私は、ビールが好きではないことはない』
うぅぅ…
好きなの??
いえいえ…私は、生まれてこの方、ビールを美味しいと思ったことがないんです。
いや、ないこともない?!
やっぱり、日本語で、二重否定は、使わない方がいいようです。
でも、中国語では、『使わない』わけには『いかない』んです!