こんばんは。
China Style池村憲治です。
中国語を学んでいただいている、と思うのです。
話せるようになるには、何が大切でしょうか。
発音?文法?ボキャブラリー?
とても大切だと思います。
しかし、それ以上に、大切だ、と思うものがあります。
『言い回しを知る』ことだと思うのです。
例えば、日本語ではこうなります。
「先週の水曜日、来られなかったですけど、何されてたんですか?」
中国語だと、ここまで簡潔になります。
「先週の水曜日、あなたは来ない。何されてたんですか?」
『来ない』と言ってしまっていいんです。
『来られなかったですけど』なんて言わなくていいのです。
そもそも、そんな言葉が中国語に存在するのでしょうか?
我々が、中国語を勉強するときは、そうした『簡潔化作業』が必要です。
逆に、中国の方が、日本語を勉強するときが大変だと思うのです。
『「ですけど」って、どういう意味ですか?』
なんて、なりそうですね。
「だったら、『ですけど』というのは、
中国の方は、頭の中でどう訳してるんですか?」
言ってしまえば、『脳内補完』されているんだと思います。
その前に、そういう言い回しがないから、前後の文脈を見てるんだと思うんですね。
中国語が、どんな言い回しをするか、知る…
そういうことなのです。
こうして、両者を見つめてみるのも、また、楽しいですよね。
改めて、日本語の不思議さに、触れることもできるんです。