これほど、日本の「陰」の気質に合ったものは無いと思うのです。
基本的に、日本は「陰」だと思っております。
嫌味を聞こえるように言う…
聞こえる様にではなくても、陰口を叩く…
これは、他の国には当てはまらないのでしょうか。
中国では、その感情が、もう少し表に出ていると思うのです。
街中でケンカなどを、よく見かけるのも、その現われでしょうね。
日本は『我慢』する文化がありますよね。
何かあっても、ジッと我慢してやりすごしてしまいます。
『痛みを、ぐっとこらえるのが美徳』
という、武士道に通ずるところがあるのかもしれません。
歯医者で、親知らずを抜くときに、
痛いのを我慢してしまいました。
顔が歪んだのを、歯科医さんが、察知してくれました。
『痛かったですか?だったらもう一本麻酔しましょう』
私は、このときに、ハッと気がつかされました。
「痛くても、言い出せない自分」というものを。
我慢する、ということは、表では波風を立たせない、
ということです。
だから、その思いが陰で噴出してしまうのですね。
以前なら、せいぜい、仲の良い友人に話すくらいでした。
今では、それが、インターネットというものに、形を変えてしまってます。
不特定多数に、自分の心の思いをぶつけてしまえるのです。
それも、匿名で。
どこの誰かもわからないまま。
これは、非常に怖いことですね。
モラルの向上に、頼るしかないのですが…
この、モラル…少しずつ、あげていきません?
言っても良いこと、悪いこと…
感じていきませんか?