こんにちは。
China Style池村憲治です。
さ、今日は、ピンインというものに関して少し。
これは、アルファベットで記す、いわば中国漢字の「フリガナ」のようなものです。
私から言わせると、これがどうにもこうにも、出来が悪い…
中国語を習いに行くと、判で押したかのように、
まずこれらを把握するところから始まります。
「あれ?俺、中国語を習いに来たのに、
どうしてアルファベットを習わなくちゃならんの?」
正しい発音をすることは大切です。
でも、それがイコール「ピンインから勉強すること」にはならないと思うのです。
もちろん「ピンインから」というのも、アリだと思います。
勉強の方法はいくつもあるよ、と言いたいわけです。
ピンインの出来の悪さを二つほど…
一つ目はこれです。
「かな」で発音を書くのは、少しはばかられるのですが、書きます。
「xian」→しえん
「xiang」→しあん
おいおい!
「g」がつくかつかないかで、どうして母音が変わるんだっ!?
私が中国で、これに気がつくまで一カ月以上要しました。
「xian」→しあん
「xiang」→しあんぬ
というのなら、納得できるのです。
『そういうものだから』
と、乗り越えられる方は良いのですが、私はそうじゃなかったんですね。
ピンイン、は、「中国の標準語を広めるために作られた発音記号」
とも言われます。
表意文字に、無理くり、アルファベットで書きおこしたものですからねぇ…
では、二つ目…
「jiu」→じおう
いやいや、どう見ても「じう」でしょう?
ピンインの側面から言うと「隠し母音で、oの音を入れる」んだとか…
いやいや…発音記号でしょ?
どうして隠す必要がある?
だったら、ピンイン表記を「jiou」としておくれ、
それならば理解できます。
という、二つの理由から、「私と同じ思いをして欲しくない」と、
ピンインから始めない中国語、というのも、推し進めております。
1.中国語に触れる方法なんて、いくつでもある
2.全てがピンインから始めなくてもよい
3.ピンインなんて知らなくても、話せるようになる
ということを、知っておいていただければ、と思うわけですよ、私は。