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『テレビについて考える』

テレビ…
見なくなりました。

テレビが娯楽の王様、というのは、今や昔ですね。
娯楽が多様化している現在、
昔と比べる、ということ自体が、そもそも変なわけです。

その、最たるものが「視聴率」。
この数字に振り回されすぎて、おかしくなっている、と感じます。

そのチャンネルを、ずっと見ていてもらいたいばかりに、
良いところで
『続きはCMのあと』
で、CMが明けると、CM前の部分を、再び、20秒近く流す…

テレビについて考える

これでは、その回は、我慢してみても、
『見させられた』
という感情を持つ視聴者は、多いはずです。

これでは、その回は見ても、次回は辟易してしまうのではないでしょうか。

その回の視聴率にばかり、目が行き過ぎて、
長いスパンで、物が見られなくなってきている、と思うのです。

更に言うなれば、インパクトばかり求めすぎていて、
芸人さんも、コメンテーターさんも、使い捨て、
という現状が起こってきております。

とにかく『その一回限り』視聴率が稼げたら良い、
という姿勢が、今の惨状を生んでいると思うのです。

テレビの作り手さんは、本当に、「自分が見たい番組」を、
作っているのでしょうか。

このご時勢、小手先のテクニックは、全てばれてしまいます。
いわゆる「やらせ」が、ばれてしまって、
終わってしまった番組も、記憶に新しいと思います。

昔は、テレビしか娯楽がありませんでした。
その頃の視聴率と比べて、今の視聴率が低いから、なんとかしろ、
というのは、少し変だと思うのです。

本当に「面白い」「魅力ある」ものを作っていかないと、
テレビ離れは、より一層進んでしまうと思います。