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『守る、ということ』

スローボール、そして、盗塁、が、
世間を騒がしていますね。

「え?それなに?」
という方に、少しだけ解説。

高校野球で、この二つが物議を醸しているのです。

スローボールを投げるのは、投球術ではない!という方…
点差があるときに、盗塁は、スポーツマンシップにのっとっていない、
という暗黙ルール…

暗黙ルールなんて、おかしなもんですよ。
アメリカメジャーリーグで、言われていることでしょう?

一年間に、100数十試合やっているメジャーの試合と、
1試合負けたら終わりの高校野球…

それを、だいたい同じ土俵で語るのが間違っているのです。

守る、ということ

それだったら、それこそ、ルールに記載するべきなのです。
○点差以上は、盗塁はするな、と。

盗塁したら、報復死球が行われる…
と、そのほうが、問題視されるべきです。

あんな硬い物体を、時速150キロで、生身の人間に投げつけるんでしょう?
それこそ、傷害罪ですよ?

話が少しそれましたが…
まず、ルールに明記されていないこと、を
行間を読め、というのは、そもそも違います。

次に、メジャーと高校野球は別物、ということ。

しかし、もっと大きな問題として、高野連が何も言わない、ということなのです。
今日はこれが言いたかったのですよ。

高野連ってなんですか?
高校生を、高校野球を守るために、存在する機構なのではないですか?

飲酒した高校生を、喫煙した高校生を取り締まる機構ですか?
違いますよね?

それだったら、問題が起こったらすぐに、
『あれは、ルール的にも何も問題はありません。
球児諸君は、そういう声に惑わされること無く、全力プレーを』

これで、問題は終息していたはずです。

まぁ…
「ファールチップを故意にするのが、高校生らしくない」
と、のうのうとのたまう機構なので、
そんなキャプテンシーは、期待できないですが…ね。