何に対しても、考えておくことが大切です。
「なんで、こうなるのだろう」
「どうして、こうしてるのだろう」
日本の教育は…とまで言うと、話が大きくなりすぎかもしれません。
が、日本のテストというのは、結果が合っていれば、OKです。
途中の考え方、というのは、全く問われません。
考え方が合っていても、答えが違えば0点です。
中学校のときの主要5教科以外の、芸術関係4教科のペーパーテストは、
今までの人生の中で、唯一考え方を問うていたように思います。
『結果があっていれば』ということで大きくなってきてしまうと、
つじつまだけ合わせるようになってしまいます。
これが、大きな問題なのです。
『答え』を、忘れてしまうと、それだけでお手上げになってしまいます。
一方、きちんと理解をして、考える、ということをしていれば、
応用が効くようになります。
山口だけかもしれませんが、横断歩道を渡るとき、こう言わされました。
『サイン!みぎよし!ひだりよし!』
これが、どういう意味か、も、
何でこれを言うのか、も、
まったく教えられず、です。
ただ「これを言って」渡りなさい、と。
子供心にとても不可解でした。
なんでこれを言うのか、どういう意味なのか…
大人になってみれば分かります。
・右手を上げて、車を運転する人に「今から渡ります、と『サイン』」
・右を見て、車が来ていなければ「みぎよし」
・同じく左を見て「ひだりよし」
ただ「言わされる」ではなく、意味を持って「言いたかった」ですね。
考えること…
どれだけ大切か…
皆さんも、少し考えていただけると幸いです。