私が、中国へ渡ったのが、19のときでした。
そのとき、父親が、長期の休暇を取ってくれて、
同行してくれたんですね。
3泊だったかな?4泊だったかな?
その間、中国語も話せない土地で、二人でさまよったんですね。
英語が通じる土地ならまだしも、そこは当時の中国。
英語なんて通じるわけがありません。
もう、不安で不安でしかたなくて…
ホテルと一緒にとっていた、朝食バイキングをたらふく食べて…
でも、お腹が空いて、
どうしようもなくなって、水餃子を食べようと、食堂に飛び込んで
『二人前』というつもりで、Vサインを出して注文したら、
実は「二斤」(すなわち1キロ)で、注文が通ってしまった…
目の前の1キロの山盛りの水餃子を見つめて、
あっけにとられる日本人二人…
今でも、父親との笑い話です。
そういうのも、二人でサバイバルしたからなんですよね?
手助けしてくれる人がいたら、ここまでの思い出になったかどうかわかりませんね。
こうやって、悩んだり、困ったりするのも、
今となっては、良い思い出なんですよね。
だから…困るんですよ。
日本で困っているであろう、外国(特に、中国・台湾と思われる)の
観光のお客様…
タブレットや、スマートフォンで、地図を見ていらっしゃるのはわかるのです。
声を掛けたいんですよ?
「どこに行くんですか?」
でも、困ってないかもしれない…
更には、『将来、良い思い出になるかもしれない行動』の邪魔になるかもしれない…
こちらは、
「いつでも聞いてくれオーラ」を出しているんですが、
なかなか聞いてくれないんです。
その気持ち、わかるんですよ。
道聞いて、邪険に扱われたらどうしよう…
とか、考えてしまいますよね?
そういうときね。
こういうのどうでしょう。
例えば、中国語ができるのなら「赤」
英語が出来るのなら「青」
などの、腕章か何かを、市民レベルでつけておく、とか。
『今、時間があるし、中国語も出来るから、道案内してあげるよ~』
というサイン。
時間が無ければ、腕章を外しておけば良いだけです。
ほら、最近、多くなってきたじゃないですか、
『お腹に赤ちゃんがいます』マーク。
あんな感じで。
それだったら、外国の観光の方々も、気軽に声をかけられると思うんですよね。
それでいて、恩着せがましくない…
『あ!あの人赤腕章つけてる!中国語できるんや!』
こうやって、安心して外国の方が日本にこられるようになると、素敵なんですけどね。
まず、赤腕章でも作ろうかな!