こんばんは。
China Style池村憲治です。
ある医療系の漫画で、こんなお話がありました…
新人のお医者さんAさんがいます。
そのAさんに、いろいろと、基礎を叩き込まないといけないのです。
そこへ、中堅のお医者さんBさんが、こんな問題をつきつけます。
『これから、一週間で、このレントゲン写真の中から、異常を見つけ出せ。
ただし一人でだ』
実は、その肺のレントゲン写真は、健康な人のもので、
異常など、最初からないのです。
それを知らずに、一週間、Aさんは、見続けます。
そうすることによって、Bさんは、Aさんに、
健康な人のレントゲンを、頭に焼き付けさせたのです。
それが、そのAさんの基準になっていくのです。
基準を知っているからこそ、異常を見つけられる、というのです。
中国語をレッスンするとき、一つの日本語に対して、
色々な言い回しが有る言葉が、あります。
そういう時は、いっぺんに全部をレッスンしないようにしています。
まず、その方に、一番合っているものだけを、レッスンいたします。
そこを基準にしていただいて、そこから、
少しずつ派生していただければ、と考えます。
基準があってこそ、派生していける、と思っておりますよ。