こんばんは。
China Style池村憲治です。
レッスンをしていると、
『言葉というのは、様々な表現があるものだ』
と、改めて、考えさせられます。
文法においては、「正しい」「正しくない」が存在しますね。
しかし「伝える」ということにおいては、「伝われば」正解です。
その、「伝わる」パーセンテージを、少しでも上げていきましょう。
Bコースでは、それを、少しずつ高めるようにしております。
単語の羅列でも、意思は通じますよね。
それを、少しずつ「中国的な言い回し」に変換していくようにしております。
やはり、中国の方の言い回しが、一番『通じる』と考えております。
さて、今日は、こんな興味深いことがございました。
ご参加の方が、こう言いたい局面に差し掛かりました。
『友達Aさんが、別の友達Bさんに飲みに行こうと誘われて』
さ、困りました。
「誘わ『れる』」という言い方です。
一般的に、日本語は、この「れる」「られる」が好きな感じがします。
反して、中国語は、これをあまり使わないのです。
ここで、この方、とっさに機転を利かせられました。
『えっと…
「Aさんが、Bさんに”飲みに行こう”と言ったんです」』
これなんですよね!
ご自身で、答えを導かれたのは、とても素敵でした。
「Aさんが誘われた」のではなく
「Bさんが誘った」
と、表現すればいいのです!
さらには「誘う」という単語も用いず、『一緒に行こう』という表現を使われたのも、
また、花丸です!
こういう、中国語的表現、頭に入れておくと、表現力が違ってきますよ!