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『「てんぷら」「かきあげ」どう言いましょう?』
11月12日(月)新大阪 Cコース

こんばんは。
China Style池村憲治です。

普通に生活をして、普通に日本語を使っていると、
その難しさのレベルを、意識はしませんね。

では、少し考えてみてください。
日常、耳にする日本語で…何が難しいと思います?

……
そうですね。まず、ニュースは、難しいと思います。
専門用語もたくさん使われていますし、なにより、日本語が『硬い』んですよね。

「てんぷら」「かきあげ」どう言いましょう?

書き言葉的な言い回しも、たくさんありますし、固有名詞もたくさん飛び交いますし。

では、ニュース以外で難しさのレベルが高いものは、どんなものがあるでしょう。

実は…料理番組が、難しいんです。
英語を学んでいる方に聞いたのですが、
料理番組は、実は、本当にたくさんの言い回しが入っているんです。

料理番組を話せるようになれば、
普通の会話はできるようになる、と、その人は言っておりました。

日本では、たくさんの料理番組があります。
料理番組とまでは言わないまでも、『お料理コーナー』的なものも、たくさんありますよね。

中国では、そういう番組が、本当にないのです。
私がいた頃は、一度目にしただけで、見たことがありません。
今は、少し変わってきてるのかもしれませんけどね。

扁桃腺を摘出するとき、入院したんですが…流動食なんですね。
一日の中で、料理番組だけが楽しみで、じっとそれを眺めていましたよ。

それだけ、『食』というものは、
人間にどれだけ必要なのか、ということを、その時痛感しました。
その病院では、流動食も、3パターンしかないので、
4日目には、1日目の食事に戻ってしまうんですよ。

「てんぷら」「かきあげ」どう言いましょう?

いやー、あの時は、本当にストレスでしたねぇ。
食べたいのに、食べられない、というのは、人間、ダメになっていきますね。

あ…と、中国語のお話でした。
今日は、レッスンの中で、『かき揚げのつくり方』を、皆様と一緒に考えました。

『ころも』なんて考え方が、中国には無いと思いますから、
そこらも、考えるのに非常に苦労しました。
言いたいことを説明しながら伝える、というのは、
いかに難しいか、ということも、痛感しております。

でも、皆様と一緒にこうして、考えていると、必ずどこかに突破口はあるんですよね!
一緒に頑張っていきましょう!