こんばんは。
China Style池村憲治です。
日本語を、そのまま中国語に訳してはいけませんね。
逆に、中国語をそのまま日本語にしてしまうと、危険が伴ったりします。
そこで『意訳』という必殺技が必要になってきます。
これは、知識を『知っている』だけでは、上手くいかないこともあります。
経験則から、導き出されることも多いと思うのです。
そのためには、言葉に多く接することがなにより必要だと考えます。
今日は、こんな言葉と出会いました。
『驚く』
これを、どうにか、中国語にしたいというシーンです…
●肝を冷やして、驚く
●意外性があって、驚く
今日のレッスンの中だけでも、この2つの使い方がでてきました。
辞書の通りに訳してしまうと、どうしても、前者の単語を使ってしまいがちです。
だとしたら、後者の『驚く』は、どう訳したらいいのでしょうか。
前後の文脈から、
『とても、奇妙に感じました』
という風に、訳しました。
言葉には、幾通りも表現方法がありますね。
これが、正解、というものはないと思っております。
自分の言わんとすることを、きちんと相手に伝えられたら、それでOKだと思うのです。
言いたいことのパーセンテージをしっかりあげて、相手に伝えていきたいものですね。
それにしても、こうやって、中国語を教えていると、
日本語の不思議さにも、改めて気が付かされます。
『驚く』に、それほど広い意味があるなんて、考えてもみませんでした。
中国語に触れることによって、日本語を見直すことにもつながります。
これだから、語学は止められませんね♪