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『生え抜き、について考える』

日本では、この時期、サッカー、もしくは、
プロ野球のストーブリーグで、賑やかになっております。

アメリカでは、アメフトや、バスケットなど、
別のスポーツの旬がありますね。

テレビ番組も、多様化してきた昨今、
様々なものを目にすることができ、一年中スポーツを楽しめますね。

さて、今日は「移籍」について考えたいと思います。

毎年、この時期、
『今年のFA市場は豊作』だのなんだの、とスポーツ紙の紙面は、
にぎわっております。

生え抜き、について考える

確かに、球団のフロントや交渉担当は、
移籍するであろう選手の、一挙手一投足に注目していると思います。

メジャーを真似して?の、このフリーエージェント制。
一昔前では、考えられないことでしたね。
選手の権利。

『一つのチームでしっかり頑張ったから、
自分の考えで、移籍してもいいじゃないか』
というものですね。

以前は、トレードでしか、移籍することはできませんでしたから。

こうして時代は、どんどん流れていきます。
『チームは生え抜きじゃないとダメだ!』
と、声高らかに聞こえてきます。

それも、また、考え方かと思います。

私は阪神ファンです。
極論ですが、もしも明日
『読売の選手と、阪神の選手が、そうとっかえされる』
という自体が起こっても、私は「阪神」というチームを応援します。

プロ野球選手の「旬」は、とても短いです。
たいてい、長くても、40歳には、リタイアしていきます。
働けて20年。
その間で、自分のことをいかに高く買ってくれるか、
ということを考えても、不思議はないはずです。

「移籍」という制度がある以上、それを使って「ビジネス」する、
というのは、至極当然だと思います。

自分が入団当時から見ていた選手が、強くなって、
チームも強くなる、というのも、嬉しいかと思います。

しかし、私は「阪神」というチームが好きなのです。
制度である以上、どんどん使えば良いと思います。

逆説になるかもしれませんが、
『なんでもかんでも手を上げろ』というのではありません。

適材適所で、選手を補強できれば、「移籍」も大歓迎です。
『何が何でも生え抜きじゃないとチームはダメだ』
という方も、少し考えていただければ、幸いです。